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19/02/01

校長古田茂樹の「車窓余禄」【第33回】「量産農業≠体によい食物」

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車窓余禄タイトル

岡山県の経営者と岡山大学の共同勉強会に行ってきた。文学部で日本中世史を専門とする久野修義教授がその昔から瀬戸内海を干拓して新田を広げていった様子を説明し、その後現在の課題を経営者たちと話し合った。経済効果の高い干拓地は、土地が低く津波や台風の被害を受けやすい。強みは弱みでもある。
さて大学が地域と協働しようとする動きは全国各地でみうけられる。高知大学では地域産業の振興を推進できる人材育成をめざし、今春から地域協働学部を新設する。また、徳島大学も生物資源を活用した産業を創出できる人材育成を狙って再来年より生物資源産業学部をつくる。

私自身、地方大学の地域密着の動きにはとても期待している。協力する気満々である。一緒に行った若手経営者は街の再活性にいたく関心をもっていて、このテーマのためには日本各地どころか外国にも足を向けている。曰く、「エリアに価値あり、敷地に価値なし」を肝に銘じて活動すべきとのことである。エリア(地区)が魅力的でなければ、人は住まず、客は来ない。自分のもつ敷地やビルのことだけ考えていても駄目だという。

そして、ここでやっと車窓余禄らしく交通に触れる。かれは交通体系も街活性化の要素であるという。クルマの利用は他の交通機関との連携で利用して初めて価値が最大化すると説く。我々はネットで調べて福岡から、徳島からそれぞれ現地へ向かい8分差で落ち合った。勉強会会場は岡山市内だが、彼は瀬戸大橋線の手前、茶屋町駅で集合を指定し、慣れた格安パーキングにクルマを置いてあった。その方が会場へのアクセス、そこからの帰りがずっと便利だと判断していた。

列車で帰れば3時間半はかかるところ、夜9時に会が終わって、空いた高速を走り無理なく10時30分には徳島駅に帰った。彼は、交通経路、手段は時間に応じてITを駆使して使い分ければ極めて効率的に街と街の交流ができると説く。うーん、自然の恵み豊かな徳島に住む私たち、もっとIT性能をアップしなければ……。

2015年2月号 2015年1月20日 発行

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