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17/06/01

校長 古田茂樹の「英語遊話」(2016年6月号)

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「英語の発音が上手くなるコツってあるんですか?」、とよく聞かれる。海外取引のあるお父さんなら自分のためと将来ある子供たちのために知りたいことなのだ。英会話に苦労しているが、より上手く英語を喋る必要と憧れをもつ日本人にとって永遠の課題である。
その答えはイエスである。幼児から米国に長く暮らした帰国子女とか、家でお父さんは日本人だが国際結婚したオーストラリア人のお母さんがいるとか、そんな特殊環境は関係ない。公私ともども国際交流はほとんどない四国徳島の住民でも十分できるやり方である。もちろん学校のテストや大学受験とも違和感なく相容れるやり方である。
それは、発音記号のマスターである。早ければ早いほどよい。正しい発音で中学1年から英単語を覚えて行けば、将来大きな英語財産となる。単語ひとつひとつが本物の英語発音であれば読んでも話しても通じやすくなる。そして、長い英文の心地よいリズムも正しい英単語発音から生まれる。
発音の基礎知識を少々説明したい。まず、息を使う音を子音という。k(クッ)、p(パッ)、t(トゥッ)、f(フッ)などであるが、英語には日本語に無いものが多い。母音は声帯を使う音である。日本語のア・イ・ウ・エ・オが基本であるが、やはり英語には種類が多い。少し骨が折れるがひとつずつマスターしてほしい。
次に、英語は強弱のメリハリが端的な言語である。強勢(アクセント)のある箇所ではその文字の持つ音がはっきりと発音される。方や、強勢の前後は音の力が抜けきわめて曖昧な音となる。力を入れると抜くが交互に訪れる―しかもかなり端的に。これが英語の持ち味である。
コツをまとめると、(1)発音記号のマスター、そして(2)英文の強弱リズムのマスターである。正しい発音とリズムの英語はカッコいい。かつ、長時間喋って疲れない。「挑戦したい?」ならば、先生は日本人でも英米人でもかまわない。しかしプロから習うのが上達スピードと精度の点から賢いやり方と言える。

2016年5月号 2016年5月20日 発行

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