18/08/26

校長 古田茂樹の「英語遊話」(2017年9月号)

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ユーチューブ英語はAIで瞬間字幕

ユーチューブをよく観ている。分かりやすく楽しいのと、音声で聞くのは、目で文字を追うより格段に疲れが少ないからだ。テレビより面白い。
最近の英語のユーチューブ映像は瞬間字幕機能を選べば、英語字幕が瞬時に現れる。耳慣れない地名や用語の綴りをチラッと確認するのに助かる。この字幕は映像制作者がつけたものではない。あなたの使っているパソコンが自力で聴き取り字幕化しているのだ。機関銃英語(早口のまくしたて)でも正確に文字に直してくれる。凄い、感心感動ものである!「これがAI人工知能か。」
この字幕を瞬間翻訳すれば人工知能による翻訳となる。表現は音声であろうと、文字であろうと自由自在である。出演者の早口英語も完璧に文字化している。速い、速い!単に速く聴き取り、速く文字化しているだけではなさそうだ。英語の単語や、文法、今どきの欧米男性の使いたがる言い回しをすでに心得ているみたいだ。セリフの流れを概ね予測している気配がある。「時代はここまで来たか!」
そうだ、人工知能はここまで来た。しかし、これは到達点ではない、これはほんの序の口なのだ。と、考えるとワクワク感を飛び越して空恐ろしくなった。人工知能ロボットとの会話ではこちらの言いたい事、考えていることを先読みしてくる。気の利かない人間との会話よりはるかに知的でユーモラスでためになるかもしれない。そして、こちらが気分よく浮かれている隙にすっかり嵌められている危険性さえある。
私が若い時に膨大な時間と労力、それに金も費やして身につけた英語コミュニケーションはなんであったのか。それより、これからの英語学習はどうなるのか?瞬間翻訳が普及すれば外国語学習は不要となり、人間は専門知識の習得に集中すればいいのか?いや専門知識さえ人工知能が扱ってくれるので、知識習得からも解放される。素晴らしく、そして恐ろしい時代である。人間の存在の意味はどこにあるのか??存在価値さえ残るのだろうか???
さて、教育はどう変わるのであろうか?地域でのTEC予備校の役目はどう変わるのであろうか?存在し続けたいなら人工知能を先読みせねばならない。手ごわい相手が現れた。来月号から「AI恐話」にタイトル替えしなければ……。。

2017年9月号 2017年8月22日 発行

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