LIVE授業の内容と方針
小林良和 Kobayashi Yoshikazu
私は、TEC予備校で教務指導にあたっています。
そのなかで、常に気をつけていることは将来を考えて指導していくということです。大学に合格することが最終ゴールではない、生徒さんが今後どのような人生を歩んでいくか、どのような仕事に就くことがその生徒さんにとって一番大切なことなのか、それらのことをよく考えた上で、ご父兄や生徒さんとともに大学を選んでいます。
そして、その生徒さんに一番あった志望大学を選び、その大学に合格するための「合格プログラム」を作ることがTECの教育システムです。
TECの教育システムとは
生徒さん一人一人の「合格プログラム」を作り集団学習と個別学習の優れた部分を融合したシステムです。人は誰でも、自分ひとりだけではなかなか限界の力を発揮することができません。それよりもまず、自分の力の限界がどの程度なのかを理解することです。また、競争相手は自分を限界まで高めてくれるライバルであり、共通体験をもつ仲間にもなります。TECでは、自分の力を知り、弱点部分を強めてくれる個別学習と、競争心を芽生えさせてくれる集団学習による効果とを融合した教育システムのもとで授業を行っています。
3タイプの授業
予備校といえば、講師が黒板の前で熱い口調で教える、というイメージが浮かぶと思います。
これがいわゆる「ライブ授業」です。もう一つは、生徒個人の必要性とレベルにピッタリ合わせて、一人の講師が付ききりで教える「個別授業」です。
3つ目が、大手予備校の有名講師授業をインターネット経由で、東京と同時受講できる「ICT(Information and Communication Technology)授業」です。
TEC予備校では、以上3タイプの授業を目的と状況に合わせて組み合わせ、成績向上と難関大受験合格を果たしています。この組み合わせたセットを「合格プログラム」と呼びます。
低学年は、高校入試制度が変わり各高校別により進度も内容も使用するテキストも大きく変わりました。また、部活動をしている生徒さんも多くいるので、それらの生徒さんの希望にかなうような授業スタイルとして、「ICT授業」と「ライブ授業」の組み合わせですべての高校の生徒さんに満足していただけるような授業システムになっています。演習授業は学校の進路に応じて授業の進行状態を臨機応変に変えることが出来ます。また、ライブ授業の中では過去の問題を分析し、出題傾向に応じた問題演習で、全国模試や実力テスト、定期テストに対応していきます。また、どうしても個人的に勉強することを望まれる生徒さんには「個別授業」を進めています。
さて、受験生(高3・本科)の時、どのように3タイプ授業を組み合わせて効果を上げているかを説明します。
英数国理などの主要な科目は共通テスト対策をライブ一斉授業で開講しています。この授業は、実際のテスト時間より短い時間で問題を解いてもらい、負荷をかけた状況で処理能力を高めていく実戦形式演習授業として多くの受験生より好評を得ている他に無い授業です。受験前日まで計画的に、その年の出題傾向情報をリアルタイムに紹介しながら行います。東大・京大などの難関大学、および医学部対策授業はもちろん、選択者が少ない科目も、ICT授業で東京の質の高い講座が受講できます。また、途中から参加する人でも、追いつきにICT授業を高速学習することも可能です。受験生の要望で多いのが、自分の苦手分野をゆっくりと教えてほしい場合、特定大学の過去問題研究・対策授業をしてもらいたい場合には個別授業が最適です。
また、最近増えてきたAO入試や推薦入試についても早い段階から志望理由書の作成、面接指導まで一緒にやっていきます。
TECは合格率の高い予備校であると自負しています。県内でも、おそらく全国的にみてもよいほうであると自負しています。要因は、受験アドバイザーの経験に裏打ちされた腕前ともいえるし、3タイプの授業の積極採用だともいえます。このように他にはない指導システムで多くの受験生や保護者の方に喜んでもらえる予備校であると考えています。