MENU
26/01/29

校長古田茂樹の「車窓余禄」【第66回】「愛車を健康に長持ちせる秘訣…」

ページメニュー

アーカイブ

車窓余禄タイトル

 愛車を健康に長持ちさせる秘訣は四つある。よいメンテ、よい充電、よく走らせること、丁寧な運転の四つである。言うまでもなく、筆者はいつも四つの秘訣を守り実行している。結果として、タイヤ、ワイパーブレード、エンジンオイルとその濾過(ろか)フィルターなど消耗品は交換しているが、故障と言えるものはほぼ皆無である。このように丁寧に乗ると距離が延びるほどクルマは快適になる。以下、ガソリン車(ハイブリッドも)を前提に話を進める。
 四つの秘訣を順に見ていきたい。まず、第一に「良いメンテ」である。忙しい読者の皆さんに過剰に手間のかかることは言うつもりはない。給油のついでに洗車機での洗車をお勧めしたい。機械洗車は塗装が痛むと思い込んでいる人には、それは過去の話である。客が入れ替わり頻繁に来ている繁盛しているガソリンスタンドは、最新の洗車機を入れている。塗装に優しい洗車ブラシで洗っている。手洗いと違って、洗い残しがほぼない。機械洗車が終わると、タオルで水滴を拭き取りたい。この時、傷なども点検したい。見える部分だけでなく、ドア、ボンネット、トランク(後部ハッチ)を開けて内側も拭きたい。給油に移る前に、空気圧点検と調整をやる。最近の空気圧充てん機は、空気を入れるだけでなく過剰であれば抜く仕事もやってくれる。最後の給油は、災害発生や急用のお出かけに備えて満タンをお勧めする。
 さらに、一つ目のメンテを続ける。自分でできるウインドウォッシャ―液点検・補充は忘れずやりたい。視界確保は安全運転の肝である。晴れの昼間なら少々窓ガラスが汚れていてもなんとかなるが、暗い夕刻や悪天候時にはクリヤーな窓ガラスが必須である。次のメンテはプロに任せるメンテである。車を購入した店(ディーラー)で点検する場合が多いと思う。新車なら、診断コンピュータが完備したディーラーが無難である。リコールを始め該当モデルの不具合情報もすべて持っている。点検・車検も安心である。
 また、大事なのはプロの眼である。彼らも民間業者なので客の嫌がることは言わないが、こちらが想像する以上に持ち込んだ車両を観察している。運転の上手下手も見抜いている。常時走っている道路も見抜いている。これは、タイヤを見ればわかる。これらを知ったうえで消耗部品や定期交換部品を勧めてくれる。一時有名になった悪徳大手中古車販売店などは例外で、大抵の店は誠実にやっている。でも、怪しいと思ったときは、セカンドオピニオンに他店をあったってみてはどうだろうか。
 さて、二番目の「よい充電」に入りたい。この頃の車は電気をたくさん使う。オーディオ、カーナビ、よく照らす灯火類、安全機能レーダー、バックカメラ、そして車輛全体を制御するコンピュータなど電気を消費する理由は満載である。車輛制御のコンピュータは車が駐車中、つまりエンジンを切ってドライバーが不在の時も勝手に車全体を診断している。話は逸れるが、私自身あまり嬉しくないが、車輛状態をメーカーのサーバーに報告している場合もある。さらには、ナビ情報である走行経路も送っているらしい。  さて、本題に戻る。バッテリーの充電は「満」が望ましい。エンジン内爆発のプラグ点火が強くなる。車輛全体の制御は電気で働いているので、電力の安定供給は必須である。車には発電機はついているが燃費を配慮して80%で満充電設定にしてあるとの話もある。だから、自前の充電器を使って車輛は常時満充電に保ちたい。有名なスウェーデン製機器が安価で信頼性が高いのでお勧めである。
 三つ目の、「よく走らせる」である。最近、七人ほどで長距離ツーリングに出かけた。うち一人が余り走らせていない英国製の旧いミニで参加した。往路(行き)は余り調子が良くないとぼやいていたが、復路(帰り)は見違えるほどスムーズになったと満面笑みであった。反対の例であるが、年式は旧いが走行距離の少ない輸入車に飛びついた知人が不調・故障に悩まされたことがあった。走り足りないのは走り過ぎよりも害は大きい。車使用は週末だけとかの人は、土日には思い切り遠出をしてみてはどうだろうか。
 最後、四つ目の「丁寧な運転」である。つまり、心穏やかな運転である。荒っぽい運転は慎むってことである。急発進、急ブレーキ、急ハンドルはしない。こちらも人間だから気分の起伏はある。他の交通から見て荒々しい運転は見るからに不愉快なだけでなく危険性を伴う。「荒い運転は、タイヤに顕著に現れますからね。タイヤ溝の減りが変に偏ったりしていると、緊急時の停止に事故になりかねませんしね。失礼ですけど、運転している人の人間性が怖くなって、警戒してしまいます」と整備のプロは語る。
 整備士は車だけでなく、人間も見ている。 (終)

2025年12月18日 発行

 

 

TEC予備校へのお問い合わせ

お電話にて

メールフォームへ(24時間受け付けております)

お問い合わせ 時間割や料金がわかる資料を無料でお送りします。