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26/01/29

校長古田茂樹の「車窓余禄」【第69回】「衆議院解散総選挙を楽しもう…」

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 ついに、第51回衆院選がはじまった。この原稿は1月28日自席のパソコンで書いている。地元新聞には、明日自民党総裁・内閣総理大臣の高市早苗氏が「道の駅いたの」で街頭演説を行う、と報じている。否応にもドラマが盛り上がってきたので、内心ワクワクしている。明日、業務が手一杯でなければ彼女の演説を聞きに行こうかと思っている。ネットやテレビ映像で総理の発言はよく聞いているので考え方や方針は概ね理解しているが、国家を率いる政治家の演説を生身で聴くのは、楽曲をネット配信で聴くのとライブで聴くことの差以上の感動があると予想する。
 今回の総選挙を概観してみよう。前回2024年10月の時と同じく衆議院465席を争うことになる。内訳は小選挙区289席と全国11ブロックの比例区176席となる。ちなみに我が郷土徳島県は一区と二区にそれぞれ4人ずつ立候補している。立候補の数に制限はない。たまたま、両区出馬数が同じになっただけである。加えて、比例四国ブロックからは9党から33人が出ている。小選挙区との重複立候補は22人、残り11人は比例単独である。
 ところで、小選挙区と比例区重複の場合につぃて述べたい。例えば1番から7番まで順に一人ずつの名簿なら、その党(以下、A党)の得票数に応じて順番に当選が決まる。分かりやすい。しかし、少し分かりにくいのが「同列を含む名簿」である。例えば、1位1人、6人を同列2位に並べている場合もある。このA党が比例区総得票数で、3人の当選が確保できたとする。名簿1位の候補者は無条件で当選する。さて、問題は残りの同列2位の6名の扱いである。それは、落選した小選挙区での頑張り、つまり得票数が物を言う。得票率の高い者から順に当選の権利を取っていく。A党は3人の権利があって、すでに1位は決まっているので、残りの2席を得票率の高かった候補者が取っていく。この得票率をここでは「惜敗率」と呼んでいる。惜しくも敗れた率である。名簿1位には大体、永年A党に貢献してきた重鎮が乗る場合が多い。
 さて、立候補者はなにを目的に出馬するのであろうか。何はさておき、「この国をどのような国にしたいのか」という大志を抱いて立候補していると信じたい。国作りの次は、政策である。国民が負担する税制をどうするか。社会福祉をどうするか。外国とどう付き合うか。外交である。特に、緊密な同盟国や、反対に危険な国との関係性は気が抜けない。 危険な国が存在する以上、国防をどうするか、どの程度の予算を計上すべきかなど考えること議論する案件は無数にある。世に様々な職業あれど、政治ほど大事で難しい仕事はないと思う。だから、その仕事に携わる人々は人格、能力、交渉力、人望、魅力などを高いレベルで兼ね備えている人々であってほしい。実情はここで述べずにおきたい。読者の皆さんの投票行動に際して見抜いていただきたい。
 ここからは、筆者の個人的な考えが強まることを了解いただきたい。これまで、日本の政治家は国内にも、国外にも強い政治的意思を表明してこなかった。だから、重要な友好国にせよ、微妙な関係の国にせよ、こちらの強い主張がないのをいいことに、日本を良いように利用してきた感がある。いや、それが日本にとって無難で一番よい立ちまわり方だと肯定する人もいるかもしれない。 私はそうは思わない。特に1989年バブルが弾けてからの35年は日本の行動は消極的かつ停滞的であったとみる。モノづくり中心の「工業化社会」から情報から価値を生み出す「情報化社会」に乗り遅れてしまった。例えば、米国のマイクロソフトのような会社を日本が生み出せなかったのが悔しい。というのも、我が郷土徳島にも「ジャストシステム」という夢のある会社があった。県民や政治家が応援して、国までもを動かして国際的な情報会社にできなったのが返す返すも残念である。加えて、自分の経営する予備校も同様であることを反省する。
 しかし、ここに来て、高市首相の登場であらゆることが動き出した。動きがすべて愉快で都合のよいものばかりのはずがない。悪路を高速でぶっ飛ばすラリーカーに全国民が乗り合わせた覚悟で臨みたい。その覚悟で2月8日の投票に向かいたい。 (終)

2026年1月29日 発行

 

 

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